【IELTS】1か月で4.5→6.0 攻略法&勉強法 リスニング編【初心者向け】
この記事ではIELTS Listening テストの攻略法をお伝えしています。
IELTSテストの概要を知りたい方はこの記事で説明していますのでどうぞ。
目次
-
特徴
-
攻略法1 説明は聞かない
-
攻略法2 キーワード
-
攻略法3 予想する
Listeningテストの特徴として、
- 適切な選択肢を選ぶ
- 単語の聞き取り
- 地図、図形、表の穴埋め
- 音声が流れるのは1度のみ
があります。IELTS公式が出しているテストを見ながら解説していきます。
*1
録音された音声を聞いて、質問の答えに当てはまる記号を書くもの。
Listeningでは、音声を聞く前に質問を確認する時間が与えられますが、最後まで目を通しきるのは至難の業です。慣れるまではすごく短く感じると思います。
攻略法1 説明は聞かない
テストの初めには必ず、回答方法や時間の説明が入ります。そのあとに実際の音声を流した例題の説明が入るのですが、慣れてくると聞かなくてもわかる状態なので、そこは聞かずに、質問と選択肢に目を通していきます。そうするとかなり時間があるので、質問の意味を理解し、選択肢を覚える時間まであります。
攻略法2 キーワード
例題のように質問文や選択肢が短く、読みやすいものだとラッキーです。質問文も選択肢も長ーい場合があります。これだと一回読んでおいても、いざ音声を聞いたときに何を聞き取ればよいのかわからなくなります。
その場合、キーワードとなるところには下線などを引いておくと聞き逃した!なんてことにならずに済みます。
キーワードとは、
- いつ、なに、どこ、だれ、どんな
などです。
例えば、
Which reason for possible error will they include in their report?
A innaccurate records of the habitat of organisms
B influence on vehaviour of organism by observer
C incorrect identification of some organisms
D making generalisarions from a small sample
E missing some organisms when counting
こんな質問が5つ続いていると、いざ音声が流れだすと読んでいる時間はありません。
なので、
Which reason for possible error will they include in their report?
A innaccurate records of the habitat of organisms
B influence on vehaviour of organism by observer
C incorrect identification of some organisms
D making generalisarions from a small sample
E missing some organisms when counting
このように下線を引いておくと、この問題に戻ってきたときに下線部分を見るだけで、何を聞き取ればいいのかわかりやすくなります。
また、聞き取る単語が同じとは限らないので注意です。類義語(同じ意味の言葉)で話が進んでいく場合も多くあります。
例:
innaccurate records → wrong record, incorrect background histry, inexact log
つぎに、単語を聞き取り、書き写す問題です。
答えになる部分を聞き逃さないように、あらかじめ質問に目を通して、下線を引いておきましょう。
ここで注意してほしいのが、注意書きで
”No more than three words or/and a number” と書いてある点です。
*1
ということは、どこかで3つの単語もしくは数字を使うということです。
ほかにも
”No more than one word”
などもあるので注意してください。
ここは攻略というよりは、注意すべきところですね。
ほどんどの場合は順番通りに進みますが、のちに訂正されたり、順番が逆になったりするので要注意です。
別の例を見てみます。
*1
ここでは、”No more than two words”となっています。
攻略法3 予想する
ここでは、どんな単語を聞き取ればよいか予想して、回答率を上げていきます。
最初の文
”Studying with the Open University demanded a great deal of _____”
ここで注目するのが、空白に入るのは、動詞なのか、名詞なのか、形容詞なのか、ということです。
意味を訳すると、
”オープンユニバーシティで勉強することは、たくさんの____を要する(求める)”
となりますから、名詞が入りそうです。
次に、どんな言葉が入りそうか予想してみます。
私なら ”effort=努力” "self study=自習" などを予想します。
ここで、予想が当たらなくてもいいです。どんな単語を聞き取ればいいか事前に考えておくことで、その話題になったときに、聞き逃しにくくなります。
事前に目を通したときに時間があれば、空白の上か下の空いているスペースに effort,self‐study と走り書きしておきます。
次に選択肢+あてはめの問題です。出題頻度は高くないですが、いざ本番このような問題があったとしても、動揺しないよう、予習しておきましょう。
*1
Jackがどのコースをしようか相談している場面のようです。
Jackが21~25のコースについての説明を聞き、絶対やりたいのか、やるかもしれないのか、やらないのかを話すものだと予想できます。
繰り返しになりますが、どんな話題なのか、出題者が何を聞き取ってほしいのか、を予想することで、聞き取りやすく、また聞き逃しにくくなります。
最後に、地図や図形を埋めるパターンです。
*1
太線の矢印は、現在地または入り口を意味します。多くの場合は入り口から説明されますが、まれに地図上にすでに書いてある場所から始まることもあるので、一度目を通しておくとパニックにならずに済みます。
右側にA~Iの選択肢があります。一通り目を通し、どんな部屋があるのか確認しておきましょう。
ここでは、〇〇の隣、〇〇の向かい、右or左から何番目のドアなどと説明されます。説明の通りに鉛筆を走らせ、行きついたところの名前を空白に走り書きしておきます。
これは私の場合なのですが、聞きながら右の選択肢から答えを探していると、時間がかかって、次の説明を聞き逃してしまうことが多かったため、聞いた後すぐに部屋の名前を走り書きしていました。
これは後で説明しますが、リスニングテスト後の回答を書き写す時間に当てはめる時間が十分にあります。へやの名前をよく聞き取れなかった場合、なんとなくの音を日本語でいいので書いておくことです。
攻略法4 問題用紙に直接書き込む
リスニングテストは30分ですが、音声が終わった後に10分間の書き写し時間が与えられます。ですので、リスニングテスト中は聞き取ることに集中するように計算されています。
*1
これが回答用紙になります。
10分間で問題用紙に書いた走り書きを写していきます。時間は十分にあるので、聞き逃してしまったところがあったり、音だけでメモしておいた問題に戻り、文法や文脈から推測して埋めていきます。
リスニング音声は一度しか流れないため、とにかく集中して聞き逃さないことがカギになります。
聞き逃してしまった場合、その時に考えようとせず、次の問題にすぐに気持ちを切り替えましょう。のちに十分に考える時間があることを知っていると、焦らずに済みます。
また、大文字と小文字にも注意して書きます。住所の頭文字や、文章の初めは必ず大文字になります。
小文字で回答してしまった場合、正解の単語であっても不正解の扱いになってしまうので気を付けてください。
すべて大文字で書くという技もあります。
先ほどの例を使うと
EFFORT SELF STUDY
といった感じです。この場合、大文字・小文字で点数を落とすことはありません。
人によると思いますが、やってみて、どちらがやりやすいか試してみてください。
IELTSのテストの攻略法まとめ
-
攻略法1 説明は聞かない
-
攻略法2 キーワード
-
攻略法3 予想する
リスニングテスト勉強法
さて、いよいよ勉強法です。
まずはIELTSのテストになれることから始めましょう。
IELTS公式サイトからサンプルをダウンロードしてみてください。
https://www.ielts.org/about-the-test/sample-test-questions
実際に解いてみると難易度がわかると思います。受験勉強などで英語を勉強した方だと抵抗なく始められる方もいるかと思いますが、私のように完全初心者だと、かなり難しいと感じると思います。
とにかく”慣れろ”です。
たくさんの問題を解いていきましょう。
IELTS公式がサンプルテストを出版しています。
公式販売サイト↓
Amazon 販売ページ ↓
テストになれるという意味では一番だと思います。
実際に行われているテストとかなり近いので、受験者は必ず挑戦したほうが良いと思いますが、1冊に4テストしかないこと、年に一度ほどのペースで出版されていることから、量をこなすことには向いていません。
私が見つけた一番効率の良いリスニングトレーニング法は、YouTubeを活用することです。
このチャンネルでは、かなりの数のリスニングサンプルを配信しています。
ノートに番号を振り、動画を見ながら、聞きながら書き写すことで、無限大にリスニングテストの練習をすることができます。
答えも最後にあるので、自分で答え合わせをして、大体のスコアを知ることもできます。
リスニングの練習はこのチャンネルでokというくらい、役に立ちました。
間違ったところに戻って確認できるという点でも優れていると思います。
もちろん無料なので、活用してみてください。
以上でIELTSリスニングテスト攻略法・勉強法 完結です。
勉強してみた感想など、コメントしていただけると、こちらでも検討、改善できると思いますので、よろしくお願いします。
ゆま
出典 *1:https://www.ielts.org/